1.ジェネリック薬品はどんな薬
ジェネリック薬品は新薬(先発医薬品)と同じ有効成分を使って、品質、効果、安全性が同等なお薬です。
開発のための費用がかからないため低価格なお薬です。
医療用医薬品は開発に十年近い年月と数百億円の開発費用がかかります。開発した製薬会社は特許を出願して一定の期間、製造・販売する権利を得ます。
特許の期間が過ぎるとその権利は国民共有の財産になるため、他の製薬会社が製造・販売できます。
2.なぜ国や健康保険組合が、ジェネリック薬品を推進するの?
高齢化や医療技術の進歩により国民医療費は年々増加しています。
医療の質を落とすことなく医療の効率化を図り、国民皆保険制度を維持していくために安価で新薬と同等の治療効果が得られるジェネリック薬品の使用が求められます。
将来の世代に負担を先送りしないために一人一人ができることなのです。
3.ジェネリック薬品は安心して服用できるの?
ジェネリック薬品が低価格なのは、開発費用が少なくて済むからです。
品質は新薬と同じ国の定めた製造管理と品質管理が行われています。
新薬の特許期間使用されてきた効果と安全性が確認されています。
4.飲みやすくなった薬があると聞きました
お薬を溶けやすくしたり、苦みをマスキングする技術が進み、先発の薬より飲みやすくする工夫がされています。
ゼリー状のお薬もあります。
また錠剤自体に製品名の印刷がされていたり飲み間違いを防止する包装の工夫がされているものもあります。
5.ジェネリック薬品を処方、調剤してもらうにはどうしたらいいの?
かかりつけの医師や薬剤師にジェネリック医薬品を希望することを伝えてください
以下のようなカードやシールを活用するのもお勧めします。